2024年11月18日
【日本脳炎について】
日本脳炎は、ウィルスを持っている豚から吸血した蚊がヒトを刺すことで感染します。ヒトからヒトへは感染しません。感染してから発症するのは100人~1,000人に1人と言われています。ただし、発症者のうちの死亡率は20~40%で小児や高齢者は死亡の危険が高くなると言われています。
【日本脳炎の発生状況】
日本脳炎の発生状況は、1960年代までは多かったですが、年々減少してきており、ここ数年は日本で10人未満となっていました。しかし、静岡県では令和5年に7年ぶりに患者がでており、令和6年10月にも県内で確認されています。また、静岡県内の豚は日本脳炎の抗体を保有している割合が高いことが分かっています。
【日本脳炎予防接種について】
日本脳炎予防接種は、3歳から4歳を標準的接種年齢としていますが、生後6か月から接種することが可能です。伊豆市ではこれまで国の示している標準的接種年齢に合わせ3歳になったら接種するように勧奨していましたが、静岡県小児科医会および静岡県予防接種協議会からの要望をうけ、6か月から接種できることをお知らせします。
生後6か月から接種する場合も、接種間隔等は変わりありません。