2026年02月26日

報道等でご存じの方も多いと思いますが、現在麻しんの患者数の報告が増えています。これからゴールデンウイークに入り、人の移動や混雑などがおこる時期ですので、感染のリスクが高まります。麻しん(はしか)は、「かかってもたいしたことはない」感染症ではなく、肺炎・脳炎・腸炎などで重症化することも多く、先進国でも重症化することもあり、1,000人に1人死亡するとされている感染症です。更なる感染拡大防止のため、ご協力をお願いいたします。


【麻しん(はしか)から家族と地域を守りましょう】
麻しんは、空気感染する非常に強力なウイルス性の感染症です。高熱や全身の発疹が特徴ですが、肺炎や脳炎などの深刻な合併症を併発することもあり、注意が必要です。
感染後通常10~12日間の潜伏期間を経て発症し、発熱、上気道炎症状、結膜炎症状等が現れます。発症の2~4日後発疹が生じ、再度発熱し、3~4日後解熱します。感染力が非常に高く、空気感染します。発症前日から解熱後3日間程度他者へ感染させる可能性があります。
現在、麻しんを根本的に治療する薬はなく、「ワクチンによる予防」が唯一かつ最大の対策です。
麻しんワクチン(麻しん風しん混合ワクチンMRワクチン)は、2回の接種を受けることで、95%以上の人が免疫を獲得できます。

◎皆さまへのお願い
① 母子手帳で「麻しんワクチン」または「麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)」の接種歴を今すぐ確認しましょう。
接種回数が不足している、または接種したか分からない場合は、かかりつけ医へ相談しましょう。
② 感染が疑われる症状(高熱・咳・発疹など)が出た際は、感染を広げないために、必ず受診前に医療機関へ電話でご相談ください。

一人ひとりの適切な予防が、地域全体を守る力になります。ご自身とご家族の健康のために、ぜひ早めの確認をお願いいたします。
◎ワクチンを受けたい場合
 公費で受けられる方は、第1期 1歳~2歳の誕生日の前日までのお子さん
               令和4年4月2日~令和5年4月1日生まれのお子さんは、対象時期にワクチンが不足していたため、第1期の接種を受けていない場合は、令和8年度末(令和9年3月31日)まで、公費で受けることができます。
           第2期 年長(小学校に入る1年前)のお子さん
               平成30年4月2日~平成31年4月1日生まれのお子さんは、対象時期にクチンが不足していたため、第2期の接種を受けていない場合は、令和8年度末(令和9年3月31日)まで、公費で受けることができます。

任意接種(自己負担での接種)の場合…接種料金は医療機関により異なります。おおよそ1万円から1万5千円くらいです。金額については医療機関にお問い合わせください。

【ゴールデンウィークを安心して過ごすために。麻しん(はしか)にご注意ください】

大型連休中は、旅行や帰省、イベント参加などで多くの方と接する機会が増えます。麻しんは感染力が非常に強いため、自分自身はもちろん、周囲の方を守るために以下の点に注意してください。

① 旅行・イベント参加時の備え
流行状況の確認: 国内外を問わず、渡航先やイベント開催地で麻しんが発生していないか、最新の情報を確認しましょう。
体調管理: 帰省先や旅行先で体調を崩した際、どこに相談すればよいか、事前に地域の医療情報(休日当番医など)を確認しておくと安心です。
② 「あれ?」と思ったら(受診のルール)
連休中に「高熱」「咳」「発疹」といった症状が出た場合、自己判断で医療機関へ直接向かうことは絶対に避けてください。
電話で相談: まずは、かかりつけ医や地域の相談窓口へ電話で連絡してください。
受診方法の確認: 麻しんが疑われる場合、医療機関は他の患者さんへの感染を防ぐため、受診時間や入り口を指定することがあります。医療機関の指示に必ず従ってください。
③ 帰宅後の注意
帰宅後、数日から2週間程度の間に「高熱」や「発疹」が現れた場合は、医療機関へ電話する際に「最近、旅行(またはイベント)に行きました」と必ず伝えてください。