予防接種は、個人が感染症にかからないようにし、社会全体で感染症が流行することを予防するためにワクチンを接種するものです。定期予防接種のワクチンは、国により疾病の予防効果と一定の安全性が確認されていますが、接種により副反応として一時的な発熱や接種部位の発赤などが現れることがあります。ワクチンの効果と副反応を理解し、より効果のあがる標準年齢に接種することをお勧めします。
 万一、定期予防接種を受けて重篤な副反応が発生し、厚生労働大臣が予防接種法に基づく健康被害と認定した場合には、予防接種法の規定により健康被害救済の給付が行われます。

予防接種は体調のよい時に受けるのが原則です。日頃から保護者の方はお子さんの体質、体調など健康状態によく気を配って下さい。気にかかることがあれば、あらかじめかかりつけ医や保健所、こども課に相談して下さい。
 ◆予防接種に行く前のチェック
 1 お子さんの体調はよいですか。
 2 今日受ける予防接種について、必要性、効果及び副反応などを理解していますか。
 わからないことがあれば、質問をメモにしておきましょう。
 3 母子健康手帳は持ちましたか。
 4 予診票の記入はすみましたか。